他の取引所のIEOに関しては、上場前後の運営の不備や価格設定に関して問題が指摘されることが多い中、コインチェックのIEOは投資家から概ね高評価を得ています。
今回、コインチェックが実施するIEO第3弾は「ブリリアンクリプトトークン(BRIL)」です。
BRILは東証プライム市場に上場している株式会社コロプラの100%子会社、株式会社Brilliantcryptoが開発するNFTゲーム『Brilliantcrypto』で使用される仮想通貨です。
本記事では、「コインチェックIEO」の概要、第3弾であるBRILなどご紹介します!
ブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEO概要
「コインチェックIEO」は、コインチェックが企業やプロジェクトの資金調達やコミュニティ形成を支援するプラットフォームです。
同社が発行体の事業内容、資金調達の用途、発行されたトークンの審査・販売を行います。
IEOに参加する投資家はトークンを取得し、取得したトークンはコインチェックの取引所サービスで売買したり、様々なサービスで活用することができます。
また、コインチェックIEOでは、最小注文数量が低めに設定されているため、リスクを抑えて少額から参加可能です。
コインチェックIEOの実績
これまでのコインチェックIEOの実績は、どのプロジェクトも購入申し込み受付開始から短期間で目標調達額を達成し、公募価格を上回る価格をつけています。
BRIL発行元のBrilliantcryptoについて
BRILを発行するBrilliantcrypto株式会社は、東証プライム市場に上場する株式会社コロプラの100%子会社で、2022年11月に設立されました。
コロプラは『白猫プロジェクト』や『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』などのヒット作を多数輩出し、海外展開にも積極的に取り組んでいます。
Brilliantcrypto社は、ゲームから生み出される宝石NFTに最大100万ドルの投資を行うファンドの設立を発表しており、BRILや宝石NFTの価値向上が期待されています。
BRILのIEO詳細
BRILの総発行数は10億枚で、そのうち7%の7000万枚がIEOで販売されます。
販売価格は21.6円で、最小申込単位は250 BRIL(5400円)、申し込み上限は2000口(1080万円)、手数料は8%です。
今回のIEOでは抽選方式が変更され、申し込み者全員に1口が必ず配布されるようになりました。
BRILのIEOの抽選申し込みに参加するには、コインチェックで口座開設が必要です。
IEOとは
IEO(Initial Exchange Offering)は、暗号資産交換業者を介して暗号資産を発行し、資金調達を行う方法です。
事業者は暗号資産交換業者に販売を委託し、審査を経て取引所に上場します。日本では2021年7月に初めて行われました。
ICO(Initial Coin Offering)との違い
ICOは、IEOに先駆けて登場した暗号資産を利用した資金調達の方法です。
暗号資産を利用した資金調達の法整備が不十分なため、投資家から資金を騙し取るケースが多発しました。
このため、ICOは投資家にとってリスクが高く、安全性に欠ける手段となっていました。
こうした背景から、投資家が安心して投資できる仕組みとしてIEOが誕生しました。
STO(Security Token Offering)との違い
STOはトークンに証券性を付与する仕組みで、発行体は有価証券の発行と同様の責任と義務を負います。
ただし、STOはコンプライアンスが厳しく、一部の国では販売が禁止されているため、現状ではIEOの注目度が高いです。
コインチェックのIEOとは? まとめ
本記事では、コインチェックIEOの概要、第3弾であるBRILのIEO詳細、およびBRILなどについて解説しました。
最後までお読みいただきありがとうございました!